ぬしさまへ

2019.11.21 Thursday 20:50
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    JUGEMテーマ:自分が読んだ本

     

    こちらの本、しゃばけシリーズの二作目になるのかな?だいぶ人気となり、シリーズも続々刊行されてます

    この世界観の元とも言える「付喪神貸します」を先に読んだが

    江戸時代を舞台にしていながらライトな読み易い文体ゆえに最初はラノベに毛が生えた・・・みたいに

    思っていたが、そのライトさがこの作家においては良い意味となっていると思う

    もともと漫画家だったらしいのでそのせいもあるのでしょう

     

    内容はというと、時は江戸、日本橋の大店の息子一太郎はありあまる財力と甘々の親に囲まれ

    明晰な頭脳と見目の良い容姿、優しい心根に恵まれながらも大変身体が弱く

    たいがい寝込んでいてちょいちょい死にかけているという複雑な主人公

    さらに複雑なのが、祖母が妖怪であったという事実でそのため

    彼を世話している二人の兄やは実は強力な妖であり、更には一太郎の部屋には

    お菓子や酒のおこぼれを狙って妖たちがいつも集っているというなんとも不可思議な生活

     

    そんな一太郎が江戸に起きる不思議な事件を人知れず解決するというのが基本のストーリーなのだが

    なにぶん身体が虚弱なので、外に出る事もままならないため

    お菓子のために働くしもべ(?)の妖怪たちに捜査させ、自分は布団の中にいるという

    名探偵ものと言えば非常に新しいタイプの名探偵である

    (京極堂シリーズの榎木津は一切捜査をしない名探偵というこれまたすごいキャラだが)

    また、超イケメンで頭の良い仁吉、怪力の持ち主佐助という二人の兄やを背後に控えさせているのも

    漫画的な魅力であるといえる

     

    この、ぬしさまへをおすすめに挙げるのは

    縁を切られた彼の兄の悲しさと不安、仁吉の千年にわたる片思いなど

    読み終わると切なくも暖かい気持ちになれる作品が収録されている点でしょうか

    ただこの、切なさと暖かさというのは、この作品全体を通したテーマかもしれませんね

    疲れている時に読むのにいいかも、ちょっとほっこりします

    category:読書 | by:Shawn.Gcomments(0) | -

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